意外と知らない!
演奏会・鑑賞会のおでかけマナー

 


コンサートへのおでかけ、
準備は大丈夫?

普段はなかなか足を運ぶことのない、
コンサートホールや劇場。

お子様の習い事の発表会や、
ご友人の出演する舞台、
クラシックコンサートへの
おでかけするとなると

・どんな服装で行ったらいいのか?
・どんな決まりごとがあるのか?

そういった点が心配になりますよね。

今回は観劇・鑑賞マナーの基礎知識や
おすすめのお洋服の選び方、
ひと味違う差し入れのコツまで、
分かりやすく解説します。


目次
 

(1)クラシックコンサートの種類を解説
(2)基本の服装マナー(見に行く人の場合)
(3)基本の服装マナー(出演者の場合)
(4)どんな差し入れが良いの?!
(5)鑑賞中のマナー
(6)休憩時間や終幕後の楽しみ方
(7)1分でわかる 鑑賞・観劇マナーのまとめ

 

 

1.クラシックコンサートの種類を解説

初めてコンサートに行く場合、
知人や友人からのお誘いや
お子様の発表会などが
多いのではないでしょうか?

「初心者には敷居が高い」
と思われがちなコンサート。

一口に音楽鑑賞、芸術鑑賞といっても
多種多様な種類がありますので、
まずは楽しむコツも合わせて
ご紹介していきます。

 
・ソロコンサート


ピアノやヴァイオリン、サックスなど
楽器単体でソリストが行う
コンサートです。

ピアノの場合は連弾や
デュオを行ったり、
弦楽器の場合は
アンサンブルを行うこともあり
少人数演奏だからこそ、
演者の個性を深く味わえる機会です。

 
・オーケストラコンサート


管楽器、弦楽器、打楽器の構成による
コンサートです。
指揮者がオーケストラ全体をとりまとめ、
交響曲や協奏曲といった
大規模編成な音楽を演奏します。

交響曲の場合、楽章と楽章の間には
拍手や休憩がありません。

全曲の演奏が終了し
指揮者が指揮棒を下ろして一礼した後に
拍手をするのが特徴的です。
初めて参加される方は、
周囲の人に合せた拍手をしましょう。


 
・オペラ、バレエ

オーケストラが演奏する
音楽にあわせて、ステージ上の歌手や
ダンサーが歌や踊りを披露します。
基本的には物語のある演目で、
舞台装飾や演出もあり
目と耳で楽しめるコンサートです。

 

オペラもバレエも、物語の内容を
知っていると演出やストーリーを
じっくり味わうことができますので、
あらかじめ内容を軽く
調べておくのがおすすめです。

オペラは1回の公演が3時間に
及ぶこともあり、休憩時間が
多くとられていることも
覚えておいてください。


 

2.基本の服装マナー(見に行く人の場合)


一般的なクラシックコンサートや
バレエの場合
→大げさなルールは実はありません。
「常識的な服装」が望ましいとされます。

ただし、いわゆるお出かけの場ですので
「人から見られることを意識した服装」
が良いでしょう。


男性はスーツや
ジャケットスタイルで臨みましょう。
ノーネクタイでも問題ありません。

女性の場合はオフィスカジュアルを
イメージしたスーツやセットアップ、
またはワンピースなどがおすすめです。






動きやすいパンツスタイルも
セットアップで揃えればきちんと感UP
すっきりしたシルエットで着こなせます






鮮やかなカラーリングは
会場を明るく彩ります。
袖のフレアで着になる部分も
カバーできる一着です






刺繍がたっぷりなワンピースを
華やかに着こなすのも素敵ですね







キャッチがリボンに!
他の人と差をつけられるデザインは
小ぶりながら存在感抜群







華やかカラーのバックで
コーディネイトにアクセントを
つけるのもおすすめ





なお、動くと大きな音が鳴るような
ナイロン製の上着や、
ビニール袋などについては
持ち込を避けた方が安心でしょう。


比較的 カジュアルな服装でも
鑑賞に問題はありませんが、
せっかくのコンサートですので
いつもよりおめかしして行くことで、
一層素敵な時間になりますよ。

ステージに花を添える気持ちで
お洒落しましょう。

 
◎注意が必要な場合◎

・メイン出演者の親族の場合は、
写真撮影などの関係で
正装を求められることがあります。
あらかじめ出演者本人へ
確認しておきましょう。

 
・ガラコンサート
(新年のコンサート)やオペラは
チケット代も何万円単位となり、
一般的なコンサートよりも
格式高くなります。 
正装に近い装いが必要になりますので
注意しましょう。

 
・お子様の発表会

お子様より目立たない
セミフォーマルをセレクトしましょう。
入学式や卒業式といった、
式典に使用する程度の
お洋服がおすすめです。

 

3. 基本の服装マナー(出演者の場合)
・クラシックコンサート


足元まであるロングドレススタイルの
正装が基本です。
ただし、発表会全体の
規模や雰囲気によって異なります。

公民会や、個人ホールなどでの
小さな発表会の場合は
準礼装のようなワンピースで
十分な場合もありますで、
出演者同士の服装を予め
相談しておくと安心ですね。


大前提は演奏しやすい服装として、
肩周りが自由に動きやすく華やかな、
デコルテ周りがあいた
夜会ドレスを着用します。

楽器の特色や個人の嗜好で
演奏のしやすさは異なりますので
衣装合わせは事前に行っておくと。
一度 本番の衣装でリハーサルをしておくと
当日もスムーズに演奏できますね。

髪型については
タイトにまとめておいた方が
演奏中にほつれて顔にかかる
心配もありません。








華やかな肩出しドレスは、
演奏中も動きやすくおすすめ







チュールがふんわり軽やかなデザイン。
上品ながら存在感のあるドレスです。








パールとビジュー
どちらの輝きも楽しめるイヤリングは
安定感もあり演奏におすすめ







ウエストラインをスッキリ見せるワンピース。
ハリ感のある生地は立体感があり
舞台映えします。


 

・お子様の発表会

お子様の演奏しやすい
フォーマルスタイル が良いでしょう。

お母さんとテイストや色を合せると、
並んで写真を撮る際に
グッドバランスになります。

また、大人でも着慣れない
ジャケットやスーツは
窮屈に感じるものですが、
お子様にとっても
フォーマル着は更に着慣れません。

化学繊維の衣装は価格も安く、
手入れも楽ですが
お子様の着心地を考えると
裏地や内側がコットン、
シルクものにすると
肌触りも優しく、馴染みやすいです。


特に靴擦れなどのトラブルになるのが
「革靴」

お洋服と合わせて、
本番当日に初めて履くのではなく
事前に何度か着用して、
足元に不安がないように
してあげると良い演奏につながります。

・あらかじめ革が柔らかいものをセレクトする
・革靴に見えるデザインの
合成繊維シューズを選ぶ

お子様の好みに合わせて、
十分に実力を発揮できる
フォーマルを用意してあげましょう。






 

4.どんな差し入れを持っていけばいいの?!

友人知人の演奏会の場合、
お祝いやお礼として気の利いた
差し入れを持っていきたいところですね。

お花やお菓子が一般的で、
相場は2000〜3000円が
スタンダードとされます。
高価すぎるものは、
相手に気を遣わせてしまいますので
あくまでも軽い手土産を用意しましょう。

 

・花束

花言葉で気持ちを込めてみたり、
出演者の好きな色や花をあらかじめ
聞いておいてオーダーした花束は
特に喜ばれるでしょう。

 

・お酒やお菓子

ただし、招待客が非常に多い
コンサートではプレゼントされる
花束の数も多く、出演者の負担に
なることも考えられます。

その場合は、軽いお菓子や
打ち上げ用のシャンパンなどが
喜ばれることも。

有名店のチョコレートなどは包みは
コンパクトで持ち運びしやすいですが
特別感もあり、女性に喜ばれる
おすすめの差し入れです。


クラシックコンサートだから
「花束」というだけではなく、
臨機応変に出演者の好物や小物を
差し入れに選ぶことも
コンサートを楽しむ醍醐味かもしれません。

 

・招待券を貰った場合

招待券の金額と同等か、それ以上の
手土産を用意するとよいでしょう。
お礼として、お手紙を一筆添えるのも
心配りとして素敵ですね。


 

・渡すタイミングはいつ?

大規模なコンサートでは、
差し入れを受け付けるカウンターが
用意してありますので
氏名と共に預けます。

演奏者の方々が終幕後にエントランスで
ご挨拶やプレゼントの受け取りを
される場合もあります。
その際や、控え室・楽屋まで
直接伺えるようであれば、
ご挨拶をしつつご本人へ
お渡ししましょう。


   
 

5.鑑賞中のマナー

 

・音に関するマナー(最重要!)


音楽を楽しむ場で、
1番に気になるのは音のマナーです。

・スマートフォンや携帯の電源は切る、
もしくは機内モードにする

・アラームなどは切っておく

・咳対策を行なっておく
(のど飴、飲み水の用意)

・音のなる衣装に注意する
(ヒールの音、アクセサリーの金属音)

じっくり耳をそばだてるシーンも多い演奏会。
上記に注意しておけば安心です。


 

・香りに関するマナー

コンサート会場は広いため、
空調管理が行き届かないこともあります。

・強い香水、柔軟剤は避ける

・匂いの強い食べ物に注意する
(演奏会前の食事)

密閉空間になり、
客席同士の距離も近いので
お互いに気持ち良い空間を
作れるようにしたいですね。
 

・居心地をよくするマナー


空調管理の影響から、
会場内が寒かったり
または満員の場合に室温が高い場合も
あります。


長い時間の鑑賞になりますので、
カーディガンや薄手のストールなどを
用意して脱ぎ着して
温度調節できる服装が安心です。
 
 

・子供を連れて行く際のマナー

小さい頃から音楽に親しんで育って欲しい。
クラシックやコンサートは、
素晴らしい教養の場です。
お子さんが音楽に興味を
持っているのであれば、
ぜひ連れていってあげたいですね。

ただし、チケットやパンフレットに
「未就学児NG」と
記載がある場合は
「小学生以上」が対象となります。

就学年齢に達していても、
興味のないお子様を無理矢理
連れて行くのはおすすめしません。

じっとしているのに退屈に
なってしまい、せっかくの機会を
楽しめないでしょう。

・音楽に興味を持って楽しめる

・コンサート会場での常識を
理解して行動できる

お子様自身、そして周囲も安心して
楽しめるには上記2点を守れるように
なってからお出かけするように
覚えておきましょう。

また、もしお子様が途中で
飽きてしまった場合は思い切って
席を立って、
一度会場から出てしまいましょう。

外で気分転換をしたらまた落ち着いて
鑑賞に戻れることもあります。
お子様と対話しながら、
コンサートを楽しんでくださいね。

未就学児の参加OKな
親子コンサートなども
開催されていますので、
就学前のお子様はそういった機会で
慣れておくのも
良い経験になりますよ。



       

6.休憩時間や終幕後の楽しみ方

コンサートの多くでは
休憩時間がとられます。
トイレ休憩の時間でもありますが、
更にコンサートを楽しむなら
「ホワイエ」に出てみるのもツウですよ。

「ホワイエ」とは劇場ロビーの通称です。

飲み物やちょっとしたスナック菓子が
売っていたりしますね。
最近はソフトドリンクだけでなく、
お酒類の販売もされていることが
ありますので、
酔わない程度に音楽とお酒の
マリアージュを楽しむのも素敵です。

ホワイエで販売されている
のど飴やミントはがさがさと
音が鳴りにくい仕様になっていますので、
場内で咳き込んで慌てないように、
準備しておくのもよいでしょう。

来場している方の思い思いの
ファッションを目で楽しんだり、
有名人を見かけることも
あるかも知れません。


また、出演者のCDや
パンフレットを販売
していることが多いので
気にいった曲目を購入してみたり、
出演者のことを詳しく知られる
チャンスです。

当日に演奏していなくても
好きな楽曲が見つかったり、
新しい扉が開くかもしれません。

座席でのんびりする休憩も良いですが、
普段ホワイエに出ない方は、
思いきってチャレンジしてみると
また違うコンサートの
楽しみ方ができますよ。



 

7.1分でわかる 鑑賞・観劇マナーのまとめ



・クラシックコンサートには
ソロ、
オーケストラ、
バレエ、
オペラという種類がある


・拍手のタイミングは周囲に合せると安心


・オペラやバレエは内容を
事前に把握しておくと、
より内容を楽しめる


・見に行く人の服装は
「見られることを意識した
常識的な服装」


・出演する人の服装は
「演奏しやすさいフォーマルスタイル」


・差し入れの相場は
2000円〜3000円
お花、お菓子、お酒など
相手のことを考えて
楽んで選びましょう


・音、香りに関するマナーは
特に気をつけて。
自分も周囲も音楽に集中できる
環境作りを心がけましょう


・お子様を連れていく際は
チケットをチェック!
何歳からOKか、
またお子様が興味があるか
じっとして鑑賞できるかなどを
確認しましょう

・休憩中はホワイエでのひと時を楽しんで





いかがでしたでしょうか?
一年を通してたくさんの演目が
用意されているコンサート。

ファッションも楽しめる素敵な場面ですので
マナーを覚えて、
どんどん出かけてみてくださいね!